樹脂加工

ヒロテックでは、自動車部品、家電製品、カメラ、プリンターなど、さまざまな種類に対応しております。

樹脂加工

ヒロテックの樹脂加工は、硬質な材料(樹脂/金属)など工作機械(彫刻機/マシニングセンター)を使用し、図面内容の形状を忠実に作り上げる技術です。

その昔と比べれば、3D CADやマシニングセンター(NC)の進歩によりはるかに速く、精度の高い製品をご提供できるようになりました。

ある意味、人の手をかけないことがその道を速めたとも言えると考えます。

しかし、全ての図面形状がコンピュターと工作機械のみでは完成しません。
刃物を使用するとこで物理的な限界もあり、それが光造形と大きく差が出てしまう点ですから、製作途中や最終段階において人の知恵(技術、ノウハウ)を駆使して完成品になるものも沢山あります。

ヒロテックは、従来の職人技とこれからも進歩して行くIT技術の相互バランスが重要と考えます。
また、そこから生まれる大切な知恵を活かし、お客様のニーズにいかにお答えできるか。
それをポイントに日々、樹脂加工技術の向上に取り組んでおります。

デザインモックアップ

一般的にショーモデル、プレゼン用のモデルなど。
ものづくりにおけるセンスの追求と多種、多様な工業デザインに関われるよろこびを”かたちあるもの(モデル)”としてご提供させて頂いております。
ヒロテックは、”一品物”に対するこだわりをデータ、加工塗装印刷と一環してお答えします。

加工手順

加工方法検討
CAD
CAM
NC加工
手仕上
検査
完成

代表的な樹脂材料の種類と特性

ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)
あらゆる成形条件に対応できるので量産時においても非常に多用されている材料です。
その結果、試作時にも沢山使用されてますし接着性(溶着)も良好です。弊社使用切削材での耐熱は80℃です。
PC(ポリカーボネイト)
ABSよりも衝撃特性や耐熱性(弊社使用材で120℃)に優れていますので、そのような条件を必要とする成形品に多く使用されてます。この材料の接着性も問題ありません。
また、PCはその特徴的な材料強度をもっと上げたガラス入り(20%、30%)を用意することも可能です。
POM(ポリアセタール)
耐衝撃性にすぐれ、摩擦、磨耗性は全樹脂材料のなかでも最高です。
代表的なものとしては「ギヤ」などに多く用いられてます。
図面、材料表に(ジュラコン/デルリンetc)などと表記されているものは全てPOMです。
接着が困難な為、基本的には一体での切削加工となります。
PMMA(アクリル)
ガラスを上回る透明(光線透過度90%~92%)度を誇り、衝撃性もガラスをしのぎ 透明性が必要とされる成形品に使用されてます。変形しやすく、キズが付きやすい欠点もあります。
切削でこの材料を使用する際はその必要性からかならず手磨きにて透明度の再現とキズの除去を行います。接着も可能です。

※その他、様々な樹脂材料がございます。ご不明な点はお問い合わせください。

切削加工技術

ヒロテックの切削加工技術は、一人の作業者が一貫して『プログラム作成~NC~手仕上~組立』までを担当する事です。

これは作業者にとって非常に難しい事なのですが、お客様のニーズを知る人間が工程の最初から最後まで担当し作られた物は、何よりお客様に喜んで頂ける品物であると考えるからです。

また、当社では簡易的な設計も行なっており、その成果として、簡単な機構を盛り込んだデザインモデルの製作や、電装品を盛り込んだデザインモデルの製作が可能です。

家電製品・OA機器等、製品の中に組み込まれる部品、「工業製品」は 精密な製品が多く、弊社で製作する試作品の多くは この工業製品になります。

それ以外にも外装品の加工やアクリル透明部品の鏡面ミガキなど、精度だけでなく、熟練技術者だからこそできる、見た目もキレイな製品を提供するよう心がけております。

また、弊社では樹脂切削加工に限らず、真鍮、アルミ、ステンレス等の金属加工なども対応しております。
加工後のアルマイトやメッキ処理までお任せください。

汎用機

汎用機にて、簡単な成形品の追加工もスピーディに対応できます。
内容次第ではありますが、当日支給の当日発送も可能です。

ギヤ加工

ヒロテックでは、協力工場様でのホブ加工対応及びマシニングでのギア加工を行っております。

駆動する製品には必ずといっていいほどあるギア部品ですが、ホブ加工ではできないギアなどは要目表からデータ化。マシニング加工が可能です。
現在あまりない規格の圧力角や、高歯などのギアは特にホブ加工での対応が難しいとされおり、そんな時はマシンニングでの加工をお勧めしております。

(カサバ、ハスバ、ウォームなどのギアは、専門の協力工場での対応が必須です)

量産加工品

切削加工品の分野においては、量産部品の加工にも対応しており、社内対応だけではなく社外対応も行なっておりますので、キャパシティ不足を感じさせない、パワフルな対応が可能でございます。

切削用素材

汎用エンジニアリングプラスチック
ABS / PC / アクリル / POM / PP / PBT / AAS / PBT / PE / PET / PA /PVC /PPE / PTFE
スーパーエンジニアリングプラスチック
PEEK / PPS / PSU / PES /PAR / LCP / API / PAI / PBI / PEI
金属素材
アルミ、真鍮、SUS 等

※樹脂素材は、ガラス入、摺動グレードなども豊富に取り扱っております。